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侍・問答9 「許容」と「容認」

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「許容」と「容認」が、自分で判断つきにくいのですが…

まず、「許容」と「容認」自分でどう捉えているのか?を確認することですね。

「許容」とは?「容認」とは?自分はどう捉えているのか?
違いがあると思うのか?
違いはないのか?

この時点で、自分が「許容」「容認」をどうみているのか?
と言う自分のコミュニケーションが観えたりします。

どう取り扱っている自分ですか?

この違いはよくセミナーの中などでは話します。

がしかし、活字にするとかなりの説明文が必要になるのですがーーーー

出来るだけ簡単に説明すると、

「許容」
変化や前進、成長の為に一旦その状態や状況をそのまま受け取る。
現実をしっかり観るための観点。

起こってしまったこと(失敗や望んでいない状況)を拒絶するのは
(それはだめだ!や、そんな事許さない!など)、起こってし
まっている現実から目を背ける、避けるという行為になります。

どんなに「違う!それはだめだ!」と言って目を逸らしても現実はその状態なのですから、
そのままの嫌な状態のまま何も変わらないで止まります。

その状態を変える、前進させる、自他の成長を望むなら、
その現実を亡き者にするのではなく、存在させる必要があります。
亡き者(存在させなければ)にすれば、取り扱えなくなりますからね。

ですから、嫌だ!違う!と言う状態や状況だったとしても受け取る(存在させる)のです。
「あるよなぁ〜、嫌だけど、こういうことってあるよなぁ〜」と言う感じ。

それを「許容」すると言います。

自分の許しの器(容器)に一旦入れるのです。

「容認」
そのままでいいよ。何も変えなくてもそのままで。無理しなくても良いよ。

これだと現実は変化しません。下手に容認を繰り返すと甘やかしになり、
能力を発揮しなくても良いのだというトレーニングをしてしまう可能性が
あります。

もちろん、精神的に相当のダメージを受けている人には、このような
関わりが必要な時もあります。
心理カウンセリングのセッションではこの質で関わる事があります。

ただ、あまりこの質の関わりを続けると、ぬるま湯に浸かりすぎて伸びて行く力をつけにくく
なりますので、精神的なダメージが回復して来たら現実に取り組む為に、自分の犯したミス
を「許容」するなどのトレーニングにシフトして行きます。
ここが一人だと難しいところですね。

精神状態に依りますが、通常の状態であれば「許容」を持ち出すこと
で望ましい結果を創り出すことに繋がります。

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