パラダイム(価値観の枠組み)は目では確認できない。
言葉で掴んでもらえるように説明するのだけれど、分かった!と思ってもすぐにフワッとしてしまう。
とても難しいけれど、時々びっくりするほど鮮明に観える時がある。
今回そんな体験をした。
先日、夫の友人がカバンをなくした。
酔っ払いあるあるで、翌朝カバンがないことに気づいて慌てて夫に電話してきた。
店内を確認したけれど無い。
防犯カメラの画像を確認したら、23時に帰る時にはちゃんと幼稚園がけで帰っている😆
その後の足取りを刑事のように聞き出すワタクシ✨
最寄駅の一個前で降りて、ベンチで寝ていたところを駅員さんに起こされて帰ったらしい。どう帰ったかは不明……
これは電車の中か、駅で落としたかやな。
地下鉄に問い合わせと、警察に届け出さないとな。
と思った私。
ガックリ肩を落としため息をついている友人と夫に、「地下鉄に問い合わせて、警察いくで!」というと二人ともキョトンとした顔で見ている。
その顔を見て私もキョトン。
夫「返ってくる?カバン返ってくるの⁉️そんなことある⁉️」
私「え⁉️絶対ではないけど、返ってくる事多いで」そう言いつつ心の中で「そうか『日本は』なんやな」と思った。
私「日本は落とし物が無傷で戻ってくる率がめちゃめちゃ高い国よ。良い人に拾われていたら絶対に届けてくれてるから大丈夫❗️」
夫「そんなことある?……あるかも?」とちょっとその気になって、友人に通訳していた。
近くの交番に行こうとしたら、
夫「落としたかもの近くの警察に行かなくても良いの?」と訊いてくる。
私「え⁉️どこでも良いで」と言いつつ、「ああ、これも『日本は』なんや」と思った。
私「日本中、どこの警察でも大丈夫なんやで。ほら行くで」
ついて来る友人はずっとため息をついている。
私の中では、8:2で「戻って来る」だったけど。
地下鉄と警察に届けを出して3時間ほどで、地下鉄から「〇〇さんのパスポート等が入ったカバンが届いています。」の連絡が入る。
イェス❗️ほぉ〜〜ら有った❗️✨
夫に見つかったでと伝えたら、「え⁉️ホント⁉️すごい❗️良かった❗️❗️」
友人に伝えたらそれはそれは喜んだ。
数日後には娘ちゃんたちを連れて中国に帰国予定だったのもあって、めちゃくちゃ感謝された。
夫がしみじみ、「これは自分の国では無理。日本はすごい✨」と呟いた。
私「やろ〜〜〜〜?日本ってホンマ凄いわ✨観光でくる外国人もめちゃくちゃ驚くらしいしな。」鼻膨らむ膨らむ🤣
改めて思ったのは、私たち日本人は、忘れ物落とし物は【届ける物=戻って来る物】というパラダイムなんだなぁ〜と。
外国は【落とした物忘れた物は戻って来るはずない】のパラダイム。
私は【戻って来るパラダイム】から話しているけれど、【戻って来るはずないパラダイム】でいる人には「???」な話になる。
思い出しても面白いのは【戻って来るはずがないパラダイム】だから、届出をする発想が無かった二人の絶望感満載な姿。
そりゃそうだよね〜、そんな発想も浮かばんよなぁ〜〜
まさにパラダイム(透明な壁)だよなぁ〜〜〜〜
嬉しい結果だったのもあって、この気づきはめちゃくちゃ印象的なものになった。
コミトレ的観点があって良かった👍
そして、日本人って素晴らしい〜〜✨
☆とほかみえみため◆◇あることがたし☆
目には見えないパラダイムが見えた瞬間
気付きこの記事は約3分で読めます。
