前号では、相手の話しにイライラしてついつい自分のやり方を押し付けてしまって
相手から「そんな言い方されると・・・」と言われてショックを受けた方のお話しでした。
その方のイライラは「自分が役に立っていない」との不甲斐なさを責める(自責)が故の反応。
そう、「罪悪感の裏返しだった」と言うところまでお話ししました。
さて、私はクライアントさんにこんな質問をしました。
「なんで何度もアドバイスしたのに、上手くいってないと思う?」
きょっとーーーーーん!とした顔が返ってきました(笑)
「そんな事考えてませんでした。」って返事でしたが、無意識下ではちゃんと考えていたのです。
【無意識に罪悪感と言う違和感を持っていた】と言った方が良いかもしれませんが。
このように罪悪感とかかずらわっていると、エネルギーロスを起こしますし、
問題の本質からどんどん外れていきます。
ここでの問題の本質は、相手の状態や課題を改善する為には何があればいいか?
です。
自分のアカン部分とコミュニケーションしている場合ではないのです(笑)
これねー、カウンセラーやメンタルトレーナーとして活動している人でも
陥っていたりしますから、本当に注意が必要なところです。
なので、このような時は、
「何度も上手く行かないのはどんな理由があるのか?」
「何が原因なのか?」
「何か聞き落としがあって、解決策がかみ合っていないのでは?」
などの部分に目を向ける事です。
そうすると、変なエネルギーロスもなくなり、適切な結果に繋がります。
この辺りを観察で見つけ出したり、取り扱えるようにするのも
トレーニングが必要です。
自分ひとりではなかなか難しいと思う方は、
講座やセミ・プライベートセッションなどに参加してみて下さい。
体感する事により、自分でも見つけやすくなったりしますからね。