「ネガティブポイントばかりに気を取られてはいないか?」
つい先日のセッションの中で、クライアントさんに観えた思考のクセ。
「自分があんなことをしたから良くなかったのではないか?」ってね。
あなたにもないですか?この思考のクセ。
まぁ、これは人類みな共通して持ってるものかなぁーとは思いますが。
アダムとイブのの話から、私たちは原罪意識を持っているとか言いますよね。
ですから、自分を罰する方向に思考が働くってな事。
あと、私がよく思うのは
心配したり不安になったりするのは生きる力が強いんだと。
ネガティブ思考をフル活用して、危険を回避して生き抜いてきたDNAな訳ですから、生きる力の裏返しだろうなぁと思う次第。
しかし、自分を責めたり不安になったり、心配事ばかりしている人生ってのも嫌ですよねー。
実際、ストレスが病気を引き起こすって側面もあるわけで。
ですから、出来るだけ明るく元気に軽やかに、清々しい毎日を送れるように考え方や受け取り方を変えていく。
そのためのトレーニングがコミュニケーショントレーニングなわけです。
ではこのように、ネガティブポイントばかりに気を取られて心が沈んでしまう傾向の人はどうすれば良いのか?
まず、陰陽は半々という基本認識。
陰陽五行説では、この世は絶妙なバランスで出来ていると言われている。
陽だけではこの世は成り立たない。
陰が在って初めて陽が存在できる。この逆もまた然り。
物事は陽だけ一面でもなければ、陰一面でもない。
ですから、ネガティブ思考が働いてネガティブなことを考えたら、今度はその裏にあるポジティブな部分は何かいな?と思考をむけてみること。
「えー?!そんな事言われてもポジティブなことなんて考えられないですヨォー」
なぁーんて思ったかもしれませんが、大丈夫なんですよ、コレがー。
研修やセミナーなどで、『今の相手の話から[気づきを得た、勇気をもらった、触発された]部分を相手にフィードバックする』
このような類のワークを行いますが、ワークの指示をした瞬間は「えーーーー?!無理ーーーー、今の話からそんなフィードバック無理ーーーー」と苦笑いと共にため息が漏れます(笑)
が、やり始めたらそんな心配はどこかへ飛んで行って、どんどんフィードバックの言葉が出てくる。
これは慣れれば慣れるほど言葉は出やすくなります。
で、ワーク後に「ね?大丈夫だったでしょう?」と参加者に確認すると、不思議ーーといった顔をしつつもみんな笑顔で頷くんですよ。
その時に「私たちは思考をどの方向に向けるか?で出てくる言葉の質が変わる」という話をします。
冒頭でも話した通り、ネガティブなところに目をむけるクセが私たちにはありますから、ついネガティブな言葉が出やすくなります。
けれど、それを【ポジティブな方向に目をむける】と意識の力を使うと、ちゃんとその思考で物事を観直し、出す言葉も変化するのです。
ここでの重要ポイント!!
【ネガティブ思考になってる自分を責める事なく、ただ思考の方向を変えること】
そうすれば、ネガティブ一面だった世界にポジティブが存在していたのだと気づいて、心が軽やかに清々しくなっていきますから!
☆とほかみえみため◆◇あることがたし☆