太極拳を教える手伝いをしていると、必ず語られる陰陽学説理論。
中医理論では、陰と陽のバランスが崩れると不調や病気になると言われる。
太陽も雨も水も自尊心も忍耐力も愛も、この世に在るものは、【無ければ困るけれど、過ぎればまた困る】
この世を快適に生きていくコツは
均衡
バランス
中庸
【よい加減】を探りながら生きて行く
ということなんだなぁとつくづく思う。
私がコミュニケーショントレーナーとして、クライアントや参加者を前にして、気をつけてきた事はまさにこれ。
均衡、バランス、中庸
で在るためのトレーニング。
【いかに素早く、ニュートラル(中庸)な状態に戻すか】
クライアントAさんには、「もっと強気で!」というがBさんには、「もう少しマイルドに」という。
矛盾しているように思う人もいるでしょうが、その人それぞれに状態が違う。
Aさんは、中庸からみたら控え目すぎるが、Bさんは、強すぎるといった具合。
それぞれの状態を観て、バランスを整えるトレーニングがコミュニケーショントレーニングでもあります。
また、このバランスを整えるのも100:0ではなく、80:20だったり60:40であったり。
100:0のように極端に振り切れると、その分整えるのが難しくなる。
それこそ、太極図(白黒の魚の円の図)のように、
【陽の中にも陰が在り、陰の中にも陽が在る】
で良いんです。いや、これがバランスとしては良いんですよね。
☆とほかみえみため◆◇あることがたし☆