「思っていたより話して無かったんだなぁと思いました」
あるリーダーさんとのセッションでの言葉。
リーダーとし組織のビジョンを明確にして、メンバーに話していたので「自分は話している」と思っていたと。
では、何が話せていなかったのか?
自分について。
自分が何を思い、どんな事を大事にしているのか?
仕事のみならず、個人として何をどう考えているのか?
「なんか壁がありますよね」と最近仲良くなった方に言われた事がきっかけになった。
自分では壁があるなど思っても無かったので、ん?!と引っかかったらしい。
でも、仲良くなった方から色々質問されて律儀にそれに答えていると、「ああ〜そうか自分はこんなことを考えているのか。」といった自己探究が始まったらしい。
自分が何を思い、どんな事を大事にしているのか?
【みんな自分の事はちゃんと知っている】と思い込んでいます。
が、まぁまぁ曖昧にしか知らなかったりする(笑)
知っていると思ったら、それを知ろうとはしなくなるからわからなくなるんですよ、私たち人間は。
だから、「自分の事はあまり知らない」と気づいている人だけが自己探究を進めていくんです。
いや、でも本当にそうで、私自身、まぁまぁ自己探究してきたので、かなり知っていると思っていたのですが、この前改めて気づきました。
私、自分を、人生を分かってなかったわ〜〜〜〜〜と。
偏りに気づいたと言った方が適切かも。
めちゃくちゃ探究している分野と全く手付かずの分野が在る!という気づきです。
ちょっと愕然としたんですが、人生一周目の節目を迎える今年この歳で、まだ子どものような状態の分野が在ると思うとなんだかワクワクもしたり。
この分野は手探りで探究を開始しました。
さて「思っていたより話して無かったんだなぁ」と気づきを得たリーダーさん。
メンバーに対して話してみようと思うようになったと。
飲み会の際、席を移動しながら話をした。
それは今までとは違って内容に深さがある。
自分が自分を知った分、相手を知りたくなる
自分が自分を知った分、相手を知る事に許可が出る
人間にはこのような質が在るなと思うんです。
そして、相手との間に深いコミュニケーションが起きると、私たちは喜びを感じるのです。
自分の周りの人を身近に感じられると私たちは嬉しくなる。
このリーダーさんも「(話せて)なんか良かったなぁ〜と思いました。」と、穏やかな表情。
こういう関係が生まれている空間(職場)の居心地が悪いわけがない。
良いエネルギーが循環する職場になっているとリーダーさんも満足気でした。
やっぱり自己探究って全てのコミュニケーションの始まりなんだよなぁ〜と改めて気付かされたセッションでした。
☆とほかみえみため◆◇あることがたし☆
自分が自分を知った分、相手を知る事に許可が出る

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