「韓流ドラマでも復讐をやって、スッキリした人を見たことないわよね」
これは、学生時代に受けた「いじめ」に悩む男性からの相談に対するマツコ・デラックスさんの言葉の一部。
この男性は成人して個人事業主として成功もしているようだけど、「復讐せねば収まらない」という気持ちを持っている事を悩んでいるらしい。
ある調べでは、「復讐」を考えた事がある人は6割という結果があるらしい。
ホント「いじめ」って罪深いよな〜。
いじめられていた人なのに、その上こんな悩みまで抱え続けるなんて。
いじめた側はいじめた事すら忘れてるだろうけど。
集団で生きる私たち人間にとってみたら、「いじめ」は「生存の危機」を感じる事なんですよね。
私も中学時代に正しいと思う事を言ったら「集団で反発」という「いじめ」に遭った事がある。
学校から帰ると、毎日泣いていた。学校では絶対に泣かなかったけど。意地でも泣かなかったけど(笑)
それがあったから、高校ではクラブ活動はしなかった。また同じ目に遭いたくないって思いが強かったからね。
人が怖いと思うのは、アレのせいかなぁ〜と思った事もあるくらい、人生に影響を与えた出来事ではあった。
幸い私の場合、「復讐せねば」と思う程の事は受けてないけれど、そう思う程の事をされた人の心の傷は深いよね。
悩める男性へのマツコからの最終的なアドバイスは
「そんな人生でいいのかって言われるだろうけど、一切の関わりを断つことが全てだと思う。もう嫌なものは目に入れないようにすればいいだけ。忘れはしないんだろうけど、視界に入ったり情報が入るような場所に身を置かなきゃいいのよ」
さて、あなたはこの男性にどんなアドバイスをしますか?
コロナ前の私なら、自分を楽にする為に「復讐したい!」という気持ちに向き合おう!自分の感情を中和・分解するための自分へのコミュニケーションを学んで、自分の能力を発揮するように!といった具合だったろうなぁ〜と思う。
今現在の私は、「復讐したい」気持ちを悪とする事ない。実際に復讐する人もいるわけだから。でも、それでスッキリするかというとそうではないはず。またその事が、人生のオモリになるだろう事を分かった上で復讐するならそれも良し。(社会的にはダメですが)
コミトレを活用してくれたらそれは嬉しいが、復讐さえもその人には必要な体験なのかもしれないと思うに至っている。
だけれども、目の前にその人がいたら、「オススメではない」ことはしっかり伝えますが。
で、もう一つ強く言いたい!
「いじめを受けた人が一切の関係を絶って生きていく」っていう世の中の考え方自体を変えないといけないと思う。
「いじめられた人が転校する」これが当たり前の世の中ですよね。
「でも、これって本当はおかしいよね」という考え方に、「ミステリという勿れ」(漫画家 田村由美)のセリフで初めて気づいた。
「『いじめた人を隔離する』そういう社会に変わっていかないとダメだと思う」と言ったセリフだったと思うけれど、本当だよなぁ〜〜〜〜と深く感銘を受けたのでした。
まさにパラダイムシフト。
今週から2学期が始まる学校もあるようですが、学校に行きたくないと葛藤する子どもたちが多くなる時期でもあるし、過去の出来事を思い出す人も多い時期かもしれない。
みんな自分に必要な体験をしているだけなんだけれど、それでも心健やかに軽やかに清々しく生きて欲しいと思うのでした。
☆とほかみえみため◆◇あることがたし☆
「復讐」を考えた事がある人は6割
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