若かりし頃のワタクシは、寄らば斬る!的な殺気と怒りの気を纏っており、自分の感情のコントロールが最大の課題だったのでした。
日めくりカレンダーにも書いてますが、自分で自分をコントロール出来ないと思う事ほど恐ろしいものはなくて。
若いだけに納めようを知らないから、世にいう「暴れホース状態」ですよ。
いや〜、ホント苦しんだなぁ〜
そんなワタクシが衝撃と共に「これで救われるかも!」と思ったのが、【期待は機能しない】という観点。
コミトレを学んだ人たちはこのフレーズが耳に残っているであろう。
そう、人がアップセット状態になる三大要素として熱心に伝えている事の一つである。
分かってくれているであろう
やってくれているであろう
こうなるであろう
このような【期待(想定)】が目の前で崩れた時に私たちは【落胆】する。
その落胆度合いが大きければ大きい程、怒りの感情も比例して大きくなる。
怒りの矛先は、「期待」をかけた目の前の人。
【期待は機能しない】
この観点は、「期待(想定)」は相手の預かり知らないところで勝手に自分がした事。
よく思い出してごらん。自分の思い通りになったことが人生にどれくらい有ったのかを。
振り返れば、実はそれほど多くはないはず。
それなのに、自分が勝手にした期待(想定)が崩れたからといって「裏切られたー!」と、責めるって理不尽極まりない。
立場を変えて観てみると、勝手に相手が自分に期待して、なんでや!?と怒りを向けられても「知らんやん!」と言いたくなるって状態。
この状態を踏まえて
勝手にした自分の中の「期待(想定)」は、自分でちゃんと回収しましょう。
そこで、自分にこのフレーズでコミュニケーションすることで、理不尽な怒りを相手にぶつけて関係を悪くしたり、自分にがっかりしないために【感情を中和・分解する】
「はい、自分で勝手に期待(想定)しました!そうそう、期待は機能しないのでしたーー!!」
何度、この言葉を自分の中で呟いたか。
何度、理不尽なを怒りを相手にぶつける前にニュートラルになれたことか。
何度、自分にがっかりする事を回避できたことか。
私にとってみれば【期待は機能しない】は、自分自身を救う観点の一つ。
ただ、これには多くの人について回る感情もある。
「期待したらアカンのかい?!」という怒り。
多くの人がこの感情と【期待は機能しない】という観点の間で揺れ動く。
期待(想定)はして良い
期待は希望や勇気を生み出し、前進する力を私たちに与えてくれる
期待はして良いけれど、それが裏切られたと相手に怒りをぶつけるのは違う
怒りの出どころは「落胆」
「落胆」する自分にどう働きかけ(コミュニケーション)、本来の自分を取り戻すのか
この為に【期待は機能しない】を自分に向かって唱える
もう一度言う。期待はして良い。期待は止められないものでもある。止められないことに無駄にエネルギーを使うより、考えの方向を変える方が生産的。
このように伝えるけれど、腹落ちするにはそれぞれ必要な時間がある。
だから、講師の私はいつも思う。
もうちょい!もうちょい行ったらスッと楽になるから!!
楽になった人たちを観ると、エモイワレヌ喜びに心が湧く。
実は先日もそのようなシェアを受け取ったところ。
『手におえていなかったのは、自分の[期待]する心でした。』
「期待」の扱いに苦しんで苦しんだ結果、今ココ↑↑
素晴らしい前進です。
全く違う景色が観えているはず。
それを思うと嬉しくてしかたない。
コミトレを実践してくれる人の前進が私をエンパワーメントしてくれているんですよ。
実践してくれている皆さん、本当にありがとう〜〜
☆とほかみえみため◆◇あることがたし☆
怒りのコントロール

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