身近な人の声ほど聴きにくいものはない
家族や友人、会社関係など近い関係であればあるほど、これは顕著になる傾向にある。
意地を張る
勝ち負けの質が出る
怖れや不安の感情を察知する
などなど、聴きにくくなる理由は挙げられる。
・意地を張る
言われていることが正しい!ごもっとも!とは思うものの、言われて変えるのは癪にさわると言った感情が湧いて素直に聴けない。
ある意味、勝ち負けの質が働いているとも言える。
こういう状態が恒常化すると、
誰からも何も注意してもらえなくなる→成長の機会がなくなっていく
という状態になるので、成長を続けたいと思う人は違いを創る必要がある。
じゃ、どう違いを創るのか?
セッションでクライアントに言うであろう言葉を挙げると
・意地を張ることで何を守っているのか?
・意地を張ることで得られるものは何?
・守っているもの・得られるものをよく観て、意地を張ることで生まれる損失と天秤にかけてみると?
私たちはメリットがあると思う事はやる。
しかし、メリットの裏側にあるデメリットと比較することはあまりしないので、一回やってみると成長を失う事を減らせるかも!!
・勝ち負けの質が出る
コレは夫婦やパートナーとの関係に出やすい。
なぜか「どっちが偉いか? どっちが上か?」を明確にしようとする(笑)
正直、意味ない戦い(爆)
勝ったとて「やられた」という遺恨が残るだけ。
そもそも、何に勝つのだ?!という(笑)
セッションでクライアントに言うであろう言葉としては、意地を張ると同じことに加え
・何に勝ちたいのか?
・負けるとどんな不都合があるのか?
このように何に勝ちたいのか?と改めて自分に問うと、うーーーーーんと明確な答えは出ないことが多い。
また、負けるとどんな不都合があるのか?と問うと、「次に主張する時に(主張が)通りにくくなる」と言ったことが出て来たりするが、「ホンマか?」の世界観。
もし、本当に主張が通りにくいならば自分が「前に負けた」と引っ掛かっているから、主張が弱くなるから通りにくくなる訳ですよ。
前のことは完了させて、クリアに主張すれば通ったりする。実は【その時の自分の在り方】がものすごく影響しているってやつ。
なので、勝ち負けにこだわる事の方が、実は損失が長引くのです。
・怖れや不安の感情を察知する
親の弱音や愚痴などを聞く時に出てくるんですよ、怖れや不安が。
それを感じたくないので、親から出てくるネガティヴな話を聴けない。
でも、親も人間だし年齢を重ねれば重ねるほど、健康面や行動に自信がなくなる。なので、弱音を吐く、吐きたくなる。
それが言いやすい近親者に出やすい。多いのは娘。
母親は特に娘には言いやすい。うちの母も「こんなこと、息子に言ってもわかってくれないしね〜」と。
分かり合えると思うから、娘に言いたくなる。
が、子どもの頃、親が強かった関係性の親子間は特に「弱音」を聞くと怖くなる。
弱っていく親を感じてしまうからなのだが、それを「面倒臭い」とか「気持ちが落ちる」などと変換しているが実は怖れや不安から聴けない。
あと、近親者だからこそ「何とかしてあげたい」と思って一生懸命に聞く人が、そのうち聴くのが嫌になるというパターンもある。
一生懸命に聞いてアドバイスをするけれど、ことごとく打ち返される。
無力感に襲われるし、何も変わらないどころかどんどん悪くなっているなどと不安になる。
このような状態のクライアントには、私の経験をシェアする。
親の話は、
【聴く】と【共感】センスを意識して、巻き込まれないように聴く
ここを徹底的に伝える。
「今、あなたはそんな状態なのね」この【共感】のセンスを意識するだけでも全然聴けるようになるから、コミトレを学んだあなたは是非思い出して試してほしい!
今日の内容が参考になる人はぜひ実践してみてください。
☆とほかみえみため◆◇あることがたし☆
身近な人の話が聴けなくて困っている人は案外多い

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