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時折襲ってくる悲しみをどう昇華させたら良い?

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今回はある方からの質問について。

感情を昇華(消化)させること
コミトレを実践している方は、「感情を味わい切る」という言葉を知っているかなと思います。
未昇華(消化)の感情が、私たちの人生を生きづらいものにするという事を、学んだ事がなくても体感的に知っている方も多いはず。
小さい頃に押し込めた感情が、20年も30年も経っているのに自己否定の原因として残っていたり、自分も他人も信頼する事が出来ないという事象を引き起こすなんてことは本当に多い。
だからこそ、カウンセリングやセッションの場では、感情を昇華(消化)させる事を促していきます。
その多くの場合、負の感情・ネガティブな感情を昇華(消化)させる事になります。

先日、ある方と話していてこんな質問を受けました。
『ネガティブな感情に向き合うのは分かるんですが、楽しかった事などの感情はどうしたら良いんですか?』

この質問への答えは、【楽しかった事などの感情も味わい切った方が良い】です。
中途半端に味わって置いていると、次の楽しい事を呼び寄せるスペースが空かないからと解説しています。
イメージ的には、若い頃にお気に入りだった洋服を、断捨離せずにいつまでも捨てずに置いている状態。ちょっと嫌な例えでした?(爆)
あの頃には戻れないけれど、そこに感情が持っていかれていて今に在る喜びを味わえない。今の喜びを味わえないなら、未来から喜びを引き寄せることも出来ない。
と言う理由から、どんな感情でも味わい切る事が必要だという事です。

で、この方にも途中で味わう事をためらうような楽しい幸せな過去があるようです。今は会えなくなった人。一緒にいると嬉しくてとても幸せを感じた人。
その人とのあれこれを思い出し楽しく幸せな気分になると、今は会えないという悲しみが襲ってくる。
だから、楽しかった事を思い出しかけたら封印するようにしてしまう。でも、悲しみや寂しさ、虚無感からは解放される事はない。

もし、解放されて軽やかになりたいのならば、楽しかった幸せだった事をちゃんと思い出して味わい切ること。今は会えないから悲しいという解釈で覆ってしまうのではなく、こんな愛しい存在に出会えた、何ものにも変えがたい幸せな時を過ごせた。【その事に感謝する】方にフォーカスした方が、その人のためにも良いのでは?

とお話しすると、目を見開いてから、小さく「そうか…」と呟かれました。

今は会えなくても、私たちは繋がっています。特に、楽しい時を共有した間柄なら尚のこと。繋がっているということは、エネルギーを送っている(送る事が出来る)と言うこと。
せっかく送っているものが悲しみのエネルギーって、それこそ悲しいじゃないですか。どうせなら、今会えないけど、楽しい幸せな時をありがとう。いつもあなたの幸せを願っているよっていうエネルギーを届けたいじゃないですか。

ですから、封印せずに味わい切ることです。
長年ことの仕事をして思うのは、感情の昇華(消化)って、ものすごいヒーリング効果があるのです。
とてつもなく軽やかになります。
しっかり味わってセルフヒーリングして、明るく元気に軽やかに過ごしてください。

☆とほかみえみため◆◇あることがたし☆

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