最近、月一で行なっている「シェア会」で、【人生に起こることって全く無駄はない】という話題から、働く女性にとってのワークライフバランスとはという話をする事になって、それが参加メンバーに刺さったらしい。
とあるところからの研修依頼で、女性のキャリアデザインについて講師をしてもらえないか?というものがあり、その依頼を受けて研修内容を考えた結果、世の中で言われているワークライフバランスの扱いイマイチ現実に則していないという思いが湧いたのです。
ワークライフバランスとは、仕事とプライベートのバランスをとってより良く生きていく
ってな感覚だと思うんです。
実際、シェア会参加メンバーもそうだったし、研修で出会った参加者のおおむねそういう理解だった。
だけれども、それだからワークライフバランスが難しいということになると思う。
だって働く女性にとっては、そんなレベルの話じゃないと思うから。
今や、男性をも育休を取れるようにと社会が動いている時代。
男女が平等に子育てを行い仕事にも取り組むという理想に向かっている。
数十年前では考えられないくらい、働く女性にとって優しい社会になっているっぽい。
いや、まぁ制度的にはそうんですよ。
でも、いくら制度が進んだとて、人間が抱えるさまざまな感情に則した理解で制度も使わなければ何の役にも立たないなぁ〜と思うわけです。
寅ちゃんの時代からすると、働く女性に優しい時代になったとは言え、依然として働く女性には悩ましい時代ではあるのです。
結婚すれば、家庭の中での仕事、夫やその家族との関係を保つために使う時間や気もあるわけです。
もちろん、家庭の事をしっかり分担してくれる夫もいるでしょう。
それは、女性にとってかなりの助けになる。
出産をすれば、少なくとも12年(小学校卒業まで)は、母親が担う役割はとても多い。
イクメンと言われる人もたくさんいますが、やはり子どもは母を必要とするし、病気になれば電話がかかってくるのは母親の方。
結婚出産していなくても、親の介護にも女性の力を必要とされる。
親自体も、息子より娘の方が何かと解ってくれるし、色々言いやすいと言う。
実際、ワタクシの母もそう言うし。
それが分かるから、女性たちは何とかしてケアをしようとするわけです。
それが働く女性となると、組織への遠慮とか、「どう思われるだろうか」とか、全力で仕事に向かえないもどかしさや悔しさも湧いてくる。
同期男性がどんどんキャリアを積んで行く中、女性の人生に現れるさまざまなライフイベント(結婚、出産、介護など)に時間と労力を使う状況への焦りなども生まれる。
「キャリアをどうデザインするのか」は「ワークライフバランス」をいかに上手にとるのかという事だと思うわけです。
そこで、今日のテーマ。
【女性に知ってもらいたい「貴女を楽にする」ワークライフバランスの観点】
私が思うキャリアを積みつつ、ワークライフバランスをうまくとっていく考え方は、
仕事とプライベートのバランス
ではなく
仕事と人生の時々に起こるライフイベントの中で生まれる罪悪感をどう捉えどう処理するかのバランス感覚を鍛える事である
と思う。
これは私が結婚しなければ考え付かなかった観点だなぁと思うわけです。
ここは私自身が直面した(している)課題だから。
きっと人知れず悩んでいる女性は多いと思う。
でも、それを「どうすることもできないこと」として自分の胸に収めて毎日を頑張っているんだろうと思う。
だからこそ、知って欲しい。
生まれてくる罪悪感をしっかり捉えて、それをどう処理するのか?でかなり気持ちが楽になるはず。
そして、コミトレで常々言っていることですが、「楽・快適な状態が本来の能力を発揮する」なので、より一層能力を発揮する女性たちが増えるはず!
ぜひ貴女にも、心軽やかになって人生を歩んで欲しい!
☆とほかみえみため◆◇あることがたし☆
女性に知ってもらいたい「貴女を楽にする」ワークライフバランスの観点

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