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まひろのセリフに「そんな事ないよねぇ〜」と思った話

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終わってしまったのに、それを認められない
 
これ、NHKの「光る君へ」の中で、まひろが周明に吐露した言葉。
どう思います?これ。
 
自分には何もない
 
これもこの直前にまひろが語った言葉。
 
確かに、大仕事を成し遂げて空っぽって事はあるんだろうなぁ〜とは思うけれど、違うよね〜これさ〜って思うんですよね。
 
何もない
ってのは、情熱を向ける先を失っただけだよね〜と思う。
てか、情熱は自分の中にあって、それを向ける先を見つけられないもどかしさがこの言葉になっているよなぁ〜と。
 
 
そして、「終わってしまったのに、それを認められない」ってこれ。
認められないほどエネルギーがあるって事だよね〜って思って観てました。
全然終わってない。本当に終われるなら、認められないって言葉は出てこないしね。
 
人の深いところに関わる仕事を長年してると、人間って面白いって思うことがたくさんある。
 
本心とは裏腹なことを口走る
出してるエネルギーとは真反対のネガティブなセリフ
もう必要ないのに、必要だと思い込んでみたり
 
源氏物語が千年読み継がれているのは、こういう人間のややこしいところをクローズアップして書いているからなんだろう。
この活字眠り病のワタクシでさえ、漫画の「あさきゆめみし」に始まり、田辺聖子著「新源氏物語」を読んだりしてるし。
まぁ、人間のややこしいところが好きだから、この仕事を続けていられるってのもあるかもな(笑)
 
でもね、ホントいつも思う。クライアントさんとセッションしてたりすると、
「自覚してないだけだよなぁ〜」
「本当はめっちゃ強いのになぁ〜」
「どこでどうこんな風に思い込んだかなぁ〜」
「何を根拠に自分をダメだと思ってるのだろう」
「てか、その根拠おかしくないか?」
「隣の芝生は青いって昔の人は良く言ったもんだ」
「何もないってどの口が言ってるの?って言われちゃうよ」
「自分が見えて無さすぎ、木を見て森を見ずってコレよね」
 
などなど(笑)
どれもこれもハタから見てると、マジで?!と思うような言い分だけれど本人にとってみれば、それが紛れもない『真実』で。
そして、私たちは凄い能力を発揮して、このマジで?!と思うようなことを「真実にしてしまう」のですよ。【思い込みの力で】ね。
 
もうね、ここまで生きてくると「ネガティブなことは言ってはいけない」とか言わない。そんなに若くない(笑)
ネガティブな時はそれに浸っても良いけれど、そうやっててモヤモヤが湧いてくるならその時は「底」についたって事。
「底」を蹴って浮上する時って事。
 
そんな時は信頼できる誰かに聞いてみて。
「私は自分は◯◯だと思っているんだけど、あなたはどう思う?」と。
 
きっとあなたが思うのとは真反対の言葉が返ってくるはず。
それをただ否定する事なく(否定したくなる気持ちはわかるけどね)、
 
【そう見えてる人もいるんだなぁ、そしたらそう生きても良いかもな】
 
てなくらいの軽やかさで乗っかってみることをオススメ。
 
きっと、「自分を◯◯だとか決めつけてたけど、全然違ったなぁ〜〜〜」って後で思う時がくるから!
 
 
☆とほかみえみため◆◇あることがたし☆

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